キメセクについて、基本的な定義から、その実態、AV作品と現実との違いなどを解説していきます。
- キメセクって何?
- 実際にキメセクって、どのくらい危険なの?
- AVのキメセク作品に興味がある
このように考えている方は多いことでしょう。
そこで、まずキメセクについて、定義や語源といった基本的な情報をまとめました。
単純にキメセクという言葉は知っているけど、一体どんなことをしているのか理解していない方に役立つ情報です。
また、基本的なことは知っていても、どのくらい危険なのか知らない人方向けにキメセクの危険性を解説しています。
次にAVのキメセク作品に興味がある方には、AV作品の正しい楽しみ方をまとめました。
この記事が、あなたのキメセクについての知識を深める手助けになれば幸いです。
目次
キメセクとは?
キメセクとは、一体どのような行為なのでしょうか?
とりあえず、実際にやってはいけない危険な行為であるという認識を持っている方は多い事でしょう。
また、キメセクの意味を漠然とわかっていても、ハッキリ詳しく解説できる方は少ないかもしれません。
単純に危ない薬を使ってからセックスする事としか理解していない方が大半だと考えられます。
そこで、定義や語源、現代社会における位置付けから、キメセクについてわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
定義と語源
まずはキメセクの定義や語源をわかりやすく解説していきます。
性的な快感を通常よりも大きく得るために、様々な薬物を使用して行う性行為がキメセクです。
使う薬は、合法的なものから危険なドラッグまで幅広く、何を使用するかは関係ありません。
キメセクとは、何か薬をキメている状態で性行為を行うことです。
では、キメセクの言葉の由来から具体的にどんな状態になるのか、さらに俗語としての広がりや変遷を交えてキメセクの定義と語源を確認していきましょう。
「キメる」(薬物の効果で高揚する)と「セックス」の合成語
では、キメセクの「キメる」とは、どういった状態なのでしょうか?
簡単に言うと、薬物の効果で高揚している状態が「キマっている」状態です。
キメセクの語源 | 「キメる」+「セックス」=「キメセク」 |
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「キメる」とは? | 薬物を使い心身共に高揚した状態になること |
こうして薬によって人為的に大きな性感を得ることが可能となります。
そんな媚薬等を使い飲酒した時のようになり、薬が身体に「キマっている」状態で性行為を行うことをキメセクというわけです。
媚薬や違法薬物を摂取した酩酊状態(「キマっている」状態)での性行為
キメセクは媚薬や違法薬物を使ってのセックスですが、具体的に「キマっている」とは、どのような状態でしょうか?
媚薬等を摂取すると飲酒した時のように酩酊状態になります。
- 危険な薬を使い酩酊状態となっていること
- さらに身体は敏感になり気分は高揚した状態
この酩酊状態が、まさに「キマっている」状態なのです。
しかも危険な薬を使っているので、身体は敏感な状態になっていますし、気分は高揚しています。
だから、キメセクは凄まじい快楽を得る事ができるわけです。
俗語としての広がりと変遷
ドラッグを使用した性行為の文化自体は、1990年以前より存在していました。
1980年代には既に「キメる」という言葉自体は使用されていたようです。
俗語としての「キメセク」は、1990年代から2000年頃までに完成しました。
「キメセク」の俗語としての広がり | |
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1990年代 | 既に「キメる」という言葉は存在 |
2000年まで | 「キメセク」という言葉が使用されるようになる |
2000~2010年代 | ネットスラングとして一般に普及 |
2020年代まで | 各種メディア報道でも使用されるほど一般的になる |
2000年以降、ネットの普及により、ネットスラングとして多くの人々に知られるようになります。
さらに2010年以降になると、各種メディア報道で「キメセク」という言葉が使用されるようになりました。
このような流れで「キメセク」は、俗語としての広がっていったのです。
現代社会における位置づけ
「キメセク」の現代社会における位置づけをわかりやすく解説していきます。
この「キメセク」は、現代社会では、いくつかの方向から考えることが可能です。
例えば、違法薬物を使用する可能性が高いため、違法行為としての側面からの確認もできますし、またSNSの発達により若年層への浸透も問題視されています。
ここでは、法行為としての側面とSNSでの拡散と若年層への浸透の問題を確認しながら、「キメセク」の現代社会における位置づけを理解していきましょう。
法行為としての側面
「キメセク」の法行為としての側面についてまとめていきます。
まず、「キメセク」では、多くの場合、違法薬物が使用されるので、覚醒剤や大麻取締法に違反する行為になるでしょう。
また単純に違法薬物を持っているだけでも刑罰の対象となります。
- 違法薬物が使用される事が多く、覚醒剤や大麻取締法等の違反行為となりやすい
- 単純に違法薬物を所持するだけでも刑罰の対象となる
- 合意なしでの性交や売春に繋がる繋がる可能性
さらに、「キメセク」は合意なしでの性交にも繋がる可能性があるのです。
このように「キメセク」は、薬物使用や所持、非合意性交などの違法行為との関連もあります。
SNSでの拡散と若年層への浸透
SNSが発達した現代、「キメセク」をSNSで拡散され、若年層へ浸透するという問題が発生しています。
匿名性に優れた閉鎖的なSNSにより、さらに「キメセク」の拡散が進んでいるのです。
- 匿名性に優れたSNSにより「キメセク」が拡散されやすくなった
- SNSに気軽にアクセスできるため、若年層の目に止まりやすい
- 好奇心や承認欲求を煽り、キメセクが若年層へ浸透する傾向がある
このSNSは、若年層の好奇心や承認欲求を煽ります。
また、スマホを使えば、いつでもどこでも気軽にSNSにアクセスできるため、より「キメセク」が拡散され若年層への浸透が進んだのです。
キメセクの実態

次に現代のキメセクの実態を確認していきましょう。
危ない薬を使ってキメてから性行為に及ぶことは、通常なら一般の人は思いつきすらしません。
しかし、現代は普通の学生や社会人など、キメセクとは縁遠い人達ですらハマってしまう場合があるのです。
その理由は、インターネットの普及と気軽に利用できるSNSの出現となります。
ここでは、現代社会における広がりと、身体的、精神的、影響面からキメセクを知っていきましょう。
現代社会における広がり
薬物によって、通常の性行為では得ることができない快楽が体験できる「キメセク」は、近年、現代社会に広がり問題視されています。
大きな理由は、インターネットの普及とSNSの発展により、誰でも気軽に情報にアクセスできるようになったからです。
このようにネット経由で拡散されたキメセクの情報が、簡単に閲覧できてしまいます。
そこで、キメセクが現代社会へ広がる様子を、コミュニティでの認識やインターネットの影響といった視点で確認していきましょう。
コミュニティでの認識
SNSの発展で大きなものから小さなものまで、多くのコミュニティが構築されるようになりました。
そんなコミュニティでキメセクは、どのような認識になっているのでしょうか?
- 悪いことだと理解していても、仲間として認識される手段としてキメてしまう
- 普段、孤独だったりストレスが多い者ほどキメセクにハマりやすい傾向
同じコミュニティ内で、キメることで仲間として認識されやすくなります。
違法薬物が悪いものだと理解していても、相手と親密になるための手段として活用されるのです。
特に普段の生活で孤独だったり、ストレスが多い人ほど、コミュニティ内でキメセクにハマりやすくなる傾向にあります。
インターネットの影響
キメセクが受けるインターネットの影響について解説していきます。
2000年以降、インターネットは一気に普及して、SNSが少しずつ発展してきました。
インターネットとキメセクの拡散 | |
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2000年以降 | インターネットが爆発的に普及 |
2010年代 | Twitterをはじめ気軽に利用できるSNSが登場 |
近年 | 一般人がキメセクに関する情報を見る機会が増加 |
2010年代に入ると、Twitterをはじめとした、気軽に情報を発信したり閲覧したりできる環境が整ってきます。
そんな理由で、キメセクの方法や動画などが拡散され始めました。
これまでなら知る事がなかった人達でも、インターネットを介してキメセクの存在を知ってしまうわけです。
キメセクが引き起こす身体的・精神的変化
キメセクが引き起こす身体的・精神的変化は一時的な快楽ばかりで、相対的に見ると良い事がほとんどなく悪い影響が大半です。
身体的には、脳や神経等に悪影響が出たり、さらに免疫力が落ちたり、薬を使用するので依存症になる場合も出てきます。
精神的には、薬による影響が出て感情が不安定になったり、酷い場合には幻覚が見えたりするわけです。
キメセクで快楽を追求したばかりに、様々な身体的・精神的変化が出てきますが、これらをわかりやすく解説していきます。
一時的な影響
キメセクがもたらす一時的な影響は、性交における急激な快楽の他にどのようなものがあるのでしょうか?
まずは異常なレベルの多幸感と興奮状態となり、これがキメセクにハマる原因と言えるでしょう。
- 異常な多幸感と興奮状態(キメセクにハマる原因)
- 血圧や心拍数の急上昇による内臓への負担
- 覚醒作用により睡眠が妨げられ心も身体も大ダメージ
しかし覚醒作用により睡眠が妨げられ、身体的にも精神的にも大きな影響を受けてしまいます。
睡眠不足になると、気付かないうちに心も身体もダメージを受けているのです。
興奮状態になった時は、血圧や心拍数が上がるので心臓を中心に負担が大きくなることにも注意しましょう。
長期的な健康への影響
では、キメセクの長期的な健康への影響を見ていきましょう。
一時的には性的な快楽の増大効果がありますが、キメセクを継続すると性機能への影響も懸念されます。
- 性機能の低下
- 免疫力の低下で感染症のリスクが上がる
- 薬物依存症になる可能性がアップ等
薬の大量使用となるので、長期的には免疫力が落ちて、感染症等にかかりやすくなるのです。
そして薬物依存症になる可能性が上がり、精神的に不安定な状況が継続します。
こうなると自身の意思ではやめることが難しくなるので、なるべく早く医療機関等に相談するべきです。
キメセクの危険性

次にキメセクを実践してしまうと、どのような危険性があるのかに注目していきます。
ここまでの内容で、キメセク等で薬物摂取を繰り返すと、身体的にも精神的にも悪い影響が出ることを知っていただけたことでしょう。
禁止薬物を使用したり様々な薬物を摂取しすぎたりすると、一時的な快楽を得る代償として、大事なものを失う可能性が高いのです。
それでは、キメセクの危険性について、健康上のリスクと社会的リスク、法的リスクの観点から確認していきましょう。
健康上のリスク

キメセクでの健康上のリスクは、一体どのようなものなのでしょうか?
禁止薬物を使っての性行為が、漠然と悪いことだとわかっていても、具体的に身体や精神にどんな影響が出るのか想像できない方も多いことでしょう。
このキメセクでの健康上のリスクを身体的、精神的な方向から知っておくことは重要です。
それではキメセクを実際にやってしまった際、どのような健康的なリスクがあるのか、わかりやすく解説していきます。
身体的な危険性(過剰摂取、依存症など)
ここでは、キメセク等で使用される薬物の過剰摂取における身体的な危険性や依存症等について解説します。
まず過剰摂取ですが、これは近年よく見られる市販薬のオーバードーズも同様です。
- 禁止薬物、市販薬どちらでも過剰摂取は内臓への負担が大きい
- 過剰な服用を繰り返すと最悪の場合は心肺停止もありえる
- 過剰摂取は薬物依存症を併発しやすい
禁止薬物を過剰摂取するだけでなく、風邪薬等の市販薬を過剰摂取する事でも依存症を引き起こします。
禁止薬物であろうと市販薬であろうと、依存症となり過剰摂取を繰り返すと、内臓への負担が大きくなり、最悪の場合、心停止なんてこともありえるのです。
依存症になると自分でやめることは困難なので、一刻も早く医療機関や保健所等に相談しましょう。
精神的な影響(幻覚、妄想、うつ症状など)
キメセク等で薬物を乱用すると、精神面への影響も大きくなります。
五感の異常をきたし、幻覚、幻聴といった状況に陥ることが多いです。
さらに妄想、うつ症状といった精神異常の可能性も大きくなります。
- 五感の異常(幻覚、幻聴など)
- 妄想、うつ症状といった精神異常
- 薬物乱用を止めた後でも幻覚等フラッシュバックがある可能性
最初は、気分が高揚して、自分が自分でないような快楽を感じるかもしれません。
しかし、薬物乱用を続けると、例え止めた後でも幻覚等のフラッシュバックが出る場合があります。
このようにキメセク等で薬物を乱用すると、大きな精神的影響が出てくるので注意が必要です。
性感染症リスクの増大
キメセクによる集団行為である薬物乱交パーティーの場合、不特定多数と性交することになります。
この時点で、かなりの性感染症リスクとなるのです。
さらにキメセクは、男性の同性愛者達にも広がっています。
- 薬物乱交パーティーで不特定多数と性交すると性感染症リスクの増大
- 特に男性の同性愛者達だと危険なアナルセックスにより大きなリスクを負う
彼等が薬物乱交パーティーをすると、多くの相手とアナルセックスを行う訳です。
これが原因で、性感染症のリスクが増大します。
このようにキメセクは男女間だけでなく、同姓の間でも性感染症のリスクが大きいのです。
長期的な神経系への悪影響
キメセクにより危険な薬物を摂取してしまうと、長期的に見ても神経系への悪影響が考えられます。
極度の興奮状態や多幸感を引き起こす代償として、脳や神経系に大きなダメージがあるのです。
神経系への影響は、手足のしびれや麻痺、脳卒中などを引き起こします。
- 手足のしびれや麻痺
- 脳卒中や痙攣
- 視力低下
- 記憶障害等
薬物の長期的使用は、全身の神経伝達のバランスが崩壊して、精神面、肉体面に悪影響が出ます。
このように体内に入った薬物は、血管を通り全身を巡り長期に渡り多くの神経系へ悪影響を与えるのです。
社会的リスク
では次に、キメセクの社会的リスクについて確認していきましょう。
禁止されている危険な薬物を使うだけにキメセクでは、身体や心へのダメージがあることは、すぐに理解できると思います。
しかし、目に見えやすいリスクだけでなく、すぐには分かりづらい社会的にも大きなリスクがあることを知っておくべきです。
そこでキメセクの社会的リスクを犯罪との関連性や人間関係の崩壊といった観点で、わかりやすく解説していきます。
犯罪との関連性
キメセクの犯罪との関連性について見ていきましょう。
このキメセクで使う薬物は、MDMA、大麻といった禁止薬物なので、使用するだけでなく持っているだけでも犯罪となります。
さらに、この薬物を使い、同意がない性交に持ち込むという性犯罪とも関連があるのです。
- 使用する薬物を所持しているだけでも犯罪
- 薬物により判断力を鈍らせ強姦や売春等に関わらせる
- 禁止薬物の売買自体が犯罪
薬を使い判断力を鈍らせ、強姦だったり、売春等に関わらせるなどのパターンもあります。
勿論、禁止薬物を売ったり買ったりする行為も犯罪です。
このようにキメセクは、様々な犯罪との関連性があります。
人間関係の崩壊
キメセクを続けると、人間関係の崩壊の危機に陥る可能性が高いです。
薬を使った性交により通常のセックスでは物足りなくなり、恋人や配偶者との関係が悪化します。
キメセクが人間関係に与える影響 | |
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通常のセックスでは物足りなくなる | 恋人や配偶者との関係が悪化 |
薬物に依存してしまう | キメセク仲間同士以外の友人や家族との関係が崩壊 |
薬物使用でパフォーマンス低下 | 普段の仕事への悪影響で同僚や上司達との関係が悪化 |
さらに薬物に依存してしまい、キメセク仲間同士以外の友人や家族との関係が崩壊する可能性があるのです。
また、薬物使用の弊害で、普段出来ていたことが出来なくなり、仕事への影響も出てきます。
こうなると、キメセクにより全ての人間関係が崩壊して、社会から分断される結果となるのです。
孤独感や社会的孤立
キメセクのように薬物に依存してしまうと、人間関係が崩壊して孤独感を味わうことになります。
こうして全ての面で信用を失い社会的に孤立すると、犯罪行為に走りやすくなるのです。
社会的信用を失うと、現在の職を失う可能性が高く、金銭的に厳しくなると犯罪を犯しやすくなります。
キメセクによって社会的孤立する理由 | |
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薬物に依存 | 人間関係が崩壊して孤独感を味わう |
社会的信用を失う | 仕事を失い金銭的に困り犯罪に走りやすくなる |
悪循環にハマる | 薬物依存→犯罪を犯す |
さらに薬物依存が進んでいくという悪循環にもハマりやすいです。
こうしてキメセクが原因で社会的に孤立すると、薬物が止められなくなり、犯罪に手を染める可能性が高まります。
もし、キメセクに依存しているのなら、社会的に孤立する前に一刻も早く専門機関等で相談しましょう。
法的リスク

キメセクでは禁止薬物を使用することが多いので、法的なリスクを負う可能性が高くなります。
例えば薬物を使用すると処罰を受けるのは当然として、単純に薬物を持っているだけでも、刑罰の対象となってしまうわけです。
また、薬を狙った相手に使って無抵抗な状態に陥らせて、無理矢理犯すなんて犯罪も存在します。
このようなキメセクをした時に発生する法的なリスクを、もっとわかりやすく確認していきましょう。
薬物所持・使用の罰則
キメセクで使うようなMDMA、大麻、コカイン等は、使用するのは勿論、所持しているだけでも罰則が適用されます。
具体的には、覚醒剤取締法,麻薬取締法,大麻取締法などです。
薬物所持・使用の罰則の例 | |
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覚醒剤の所持や使用 | 10年以下の懲役 |
大麻・コカイン・MDMAの所持や使用 | 7年以下の懲役 |
上記のように禁止薬物を持っていたり使ってしまうと、長い期間の懲役刑となります。
このようにキメセクをやってしまう以前に、禁止薬物を用意するだけで犯罪となるのです。
強制性交等罪との関連
キメセクと強制性交等罪との関連についてわかりやすく解説していきます。
まず強制性交等罪とは、暴行したり脅したりして相手の意思を無視して性行為を行う犯罪の事です。
キメセクと強制性交等罪 | |
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強制性交等罪とは | 暴行したり脅したりして相手の意思を無視して性行為を行う犯罪 |
薬物で無抵抗状態にする | 性的暴行へ繋がりやすい |
犯罪に巻き込まれないためには? | キメセク等、薬物使用は止めるべき |
もしキメセクで使用するような薬物を使い抵抗出来ない状態にすると、このような犯罪に結びつくことは容易に想像できるでしょう。
また、薬物で相手の判断力を鈍らせ、強引に合意させて性行為に及ぶなどという犯罪も可能となります。
これら強制性交等罪のような犯罪に巻き込まれないように、キメセクはやらない方が賢明です。
同意の曖昧さがもたらす問題
キメセクには、性交の同意の曖昧さがもたらす問題もあります。
薬物を使う性交であるキメセクは、互いに正しい判断ができない状態に陥っている可能性が高いです。
- 薬物を使うと判断力が低下する
- 不同意性交になる可能性あり
- 薬物を使った性交は止めるべき
このような同意しているのかどうか曖昧な状況での性交は、準強制性交等罪に繋がる場合があります。
薬物使用状態で、どれだけ同意を得ていたと思っていても、薬によって判断力が低下していることが認められると犯罪となるのです。
キメセクには、この同意の曖昧さがもたらす問題が常に発生するので、薬物を使った性交は止めるべきでしょう。
AVにおけるキメセク表現

現実では危険な薬物を使うキメセクですが、AVにもキメセクのジャンルがありますよね?
このAVにおけるキメセク作品は、どのようにして表現しているのでしょうか?
リアルに禁止薬物を使うなんてことはできませんし、単純な演技だけでキマってる雰囲気を細かく出せるかどうかは疑問です。
そこで、AVにおけるキメセク表現をAV女優や男優の演技や、撮影制作側の演出方法などの視点からわかりやすく解説していきます。
表現としての「キメセク」

AVで「キメセク」を表現する時、一体、どのような方法を取っているのでしょうか?
当然、本物の禁止薬物を使用することはできないので、本当にキマるなんてことはありません。
しかし、実際にAVでキメセクを見ると、実際にキメたことがない人に伝わる表現力を感じることでしょう。
それはAV女優や男優の演技力だけでは、明らかに表現することができないレベルです。
そこでAVの表現としての「キメセク」について、演技と演出面、現実との相違から解説していきます。
演技・演出としての表現方法
キメセクをAVで表現するには、演技面と演出面が噛み合う必要があります。
何故なら、視聴者側の視覚と聴覚に向かって、演技と演出で訴えかけないといけないからです。
まず、禁止薬物を使わずに、本当に薬をキメているかのように見せる演技が求められます。
AVでキメセクを表現する方法 | |
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女優&男優 | ・禁止薬物を使わず薬をキメているかのように見せる演技 ・キマっている身体の動きや精神的な変化を表現する ・普段は使わないぶっ飛んだ台詞で表現 |
撮影側 | ・カメラワーク、照明、音響などの効果によりキメセクを表現 ・編集時の各種エフェクト等により意識の飛んでいる感を出す |
身体の動きは勿論、精神的にも多幸感と理性崩壊状態を見せなければなりません。
また、撮影側からもカメラワーク、照明、音響などの効果によりキメセクを表現するのです。
このようにAVのキメセクは、出演者と撮影者、さらに編集者達の合わせ技で作られています。
現実との違い
AVのキメセクジャンル作品と、現実のキメセクとの違いは、やはり禁止薬物の有無でしょう。
当たり前ですが、AVの撮影では禁止薬物は使いません。
ただ、AVはキメセクを美化していることが多く、本当に病的な現実のキメセクとは大きく異なります。
具体的にはAVでは、キメセクの「エロさ」や「気持ちイイ部分」だけを強調しているのです。
- 禁止薬物は使用しないので健康的に見える
- AVはキメセクの「エロさ」や「気持ちイイ部分」だけを強調
- 病的な雰囲気等キメセクの悪い部分は表現しない
だから、AVのキメセクは狂った性交を描いていても身体は健康的に見えます。
また、心も完全に壊れているわけでなく、どことなく幸福感に溢れているはずです。
このように、AVではキメセクの良い部分だけに焦点を当てて、視聴者を不快にさせない工夫をしています。
撮影現場での安全確保
キメセクのAV動画作品における撮影現場での安全確保は、とても重要です。
現実では禁止薬物を使った性交がキメセクなので、AVにおいて慎重になるのは当然でしょう。
AV作品の撮影では、当然ですが禁止薬物の使用はありません。
とは言え、AV女優や男優達が安心してキメセクの演技ができるように、撮影現場での安全確保は最重要課題となります。
そこで、プロの現場における安全管理と出演者のケアという視点で、キメセク作品の撮影現場での安全確保を確認していきましょう。
プロの現場における安全管理
キメセクのAV動画作品を撮影するにあたり、プロの現場における安全管理はどうなっているのでしょうか?
まず、薬物を使った状態を演技で表現するために、出演者の負担は通常の作品よりも大きくなります。
そこで、撮影する前に出演者の体調を確認することが重要です。
キメセクAV作品の撮影における安全管理 | |
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撮影前に出演者の体調を確認 | 出演者の負担が通常の作品よりも大きいため |
スタジオの空調を整える | 出演者がハードな動きになりやすいため熱中症を防ぐ |
勿論、体調不良が確認出来たなら、撮影は中止か延期となります。
作中、薬物を使用した状態を演技するため、出演者がハードな動きになりやすいです。
そこで、スタジオの空調を整え、熱中症や呼吸の苦しさを防ぎます。
こうしてキメセクのAV動画作品の撮影におけるプロの現場では、細心の注意を払い、安全管理されているのです。
出演者のケアと同意の重要性
キメセクがテーマのAV動画作品だけに、出演者達のケアや同意は重要です。
実際に薬物を使わないとは言え、通常のプレイを撮影するよりも出演者の身体的、精神的負担が大きくなります。
そこで撮影は、超時間継続するようなことはせず、適宜休憩を挟み出演者達の回復を促すのです。
- 超時間の撮影継続はせずに適宜休憩を挟む
- カウンセラーや医療スタッフを現場に常駐させる
- 過激なプレイに対する同意の徹底
また、万が一に備えて、撮影現場にはカウンセラーや医療スタッフを常駐させます。
あと、過激なプレイが多くなる傾向にあるキメセク作品なので、細かいプレイ内容についての同意の徹底も必要です。
ここまで出演者のケアと同意を徹底することで、良いキメセク作品の完成を目指すことが可能になります。
責任あるコンテンツ制作

キメセクがテーマのAV動画作品を作るにあたり、責任あるコンテンツ制作が必要となります。
現実では薬物を使った性行為がキメセクなのだから当然です。
単純にリアルなキメセクを撮影した作品だと、視聴者達が間違った認識をしてしまいます。
万が一、視聴者が真似して本当にキメセクをやってしまうような事態を招かない事が重要です。
そこで、実際のキメセクAV動画作品ではどうなっているのか、視聴者への配慮を中心に確認していきましょう。
視聴者への配慮
キメセクのような過激な内容がテーマの場合、例えAV作品であろうと視聴者への配慮は重要です。
視聴者に対して必要以上に刺激を与えない工夫が必要となります。
- 必要以上に刺激を与えない工夫がされている
- 薬物を連想させないようにしてフィクションである事を強調
- 強い刺激に弱い視聴者向けに注意喚起をする
だからキメセクがテーマと言っても、薬物を使うような描写は避けてフィクション作品である事を強調するのです。
さらに、強い刺激に弱い視聴者向けに注意喚起をします。
こうして、性暴力や薬物依存を想像させないよう、視聴者に配慮しているわけです。
誤った情報を広めないための取り組み
キメセクがテーマのAV作品で、誤った情報を広めないための取り組みをする事も重要です。
まずは、薬物を使った性行為をしてはいけないことを視聴者に伝えます。
- 薬物使用の性行為は禁止であると伝える
- 度を超えた激しさの快楽や理性崩壊の表現を控える
- 薬物使用を想像させないタイトルやパッケージにする
理由は、実際に過激過ぎる内容の作品を観ると、視聴者が真似をする危険性があるからです。
また薬物の使用を助長するような、激しすぎる快楽や理性の強烈な崩壊といった表現も控えます。
さらに薬物使用を想像させないタイトルやパッケージにする事も、誤った情報を広めないための取り組みの1つです。
キメセクをモチーフにした代表的作品
キメセクをモチーフにしたAVには、どのような作品があるのでしょうか?
実際にキメセク系AV作品を確認してみるとわかると思いますが、薬物などの悪い印象が少ないはずです。
どちらかと言うと、一部の作品ではコミカルな雰囲気があり、むしろ笑いのネタにしている感じすらします。
こうすることで、視聴者に現実のキメセクを想像させず、ただエロさを強調しているのでしょう。
このようなキメセクをモチーフにしたAVの中から、代表的な作品をご紹介します。
キメセク相部屋NTR 大嫌いで最低最悪な絶倫元カレに…×××。 本庄鈴

作品名 | キメセク相部屋NTR 大嫌いで最低最悪な絶倫元カレに…×××。 本庄鈴 |
出演 | 本庄鈴 |
AV女優名 | 本庄鈴 |
メーカー | SODクリエイト |
収録時間 | 135min |
品番 | 107STARS-468 |
配信開始日 | 2021/12/16 |
正しい性の楽しみ方
これまでキメセクのような違法薬物を使った性行為という、間違った性の楽しみ方のリスクを中心に解説してきました。
それでは、逆に「正しい」性の楽しみ方とは、どのようなものなのでしょうか?
健全、かつ安全な性の楽しみ方を理解すると、今後、充実した楽しい性生活を送ることが可能になることでしょう。
それにはパートナーとのコミュニケーションと同意が、とても重要となります。
以下は、安全で健全な性生活の重要性についてのわかりやすい解説です。
安全で健全な性生活の重要性
まずは安全で健全な性生活が、どれだけ重要なのかについてまとめていきます。
安全で健全な性生活は、身体と精神部分の健康を保ち、より良い人間関係を構築するために必要です。
健康面は、性病や望まない妊娠を防ぐことが重要となります。
また、信頼しあっている者同士だと、ストレスがないため多くの幸福感をもたらすため、精神的、感情的な健康に結びつくのです。
それでは、安全で健全な性生活におけるコミュニケーションや同意の重要性について、詳しく見ていきましょう。
コミュニケーションの大切さ
安全で健全な性生活は、健全な人間関係を築いてくれます。
この健全な人間関係の構築には、コミュニケーションが大切になってくるのです。
安全で健全な性生活におけるコミュニケーションの重要性 | |
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健全な人間関係の構築 | 互いに信頼しあっている仲だと性について詳細が話し合える |
性生活における望みを互いに理解 | 満足レベルが高い関係が構築可能 |
互いに信頼しあっている仲だと、通常なら話しづらい性についても細かい部分まで話し合えます。
性生活における望みをパートナーと話し合い理解することで、より満足できる関係となることが可能です。
以上の理由で、安全で健全な性生活にはコミュニケーションが、とても大切だとわかります。
同意の文化
この同意の文化とは、他人に同意を求めた結果、どのような答えであったとしても、その内容を尊重する文化という意味です。
同意の文化を安全で健全な性生活に当てはめると、前述したコミュニケーションの大切さと通じるものがあります。
安全で健全な性生活と同意の文化 | |
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同意の文化とは? | 他人に同意を求めた結果、反対意見だったとしても、その内容を尊重する文化 |
互いの気持ちを尊重 | 性行為における互いの限界が理解できて、安全で健全な性生活へ繋がる |
お互いの気持ちを理解して尊重しあうことで、何をどこまで出来るのかハッキリするはずです。
性行為は、互いの同意がなければ安全で健全な形にはなりません。
このように安全で健全な性生活には、同意の文化が必要不可欠なのです。
依存症からの回復
キメセクなどにより薬物を乱用することで、依存症になると一人で回復することは困難です。
薬物等の依存症から回復するには、専門医療機関や自助グループなどに相談してサポートを受けると良いでしょう。
勿論、依存症に陥った自分自身の悪い生活を改善したり、これまでの考え方や行動を修正することも重要です。
そこで、依存症からの回復する時に役立つ相談窓口の紹介や、回復するためのステップを解説していきます。
相談窓口の紹介
もし、キメセク等で薬物依存症となってしまった場合、一人で悩まず専門の相談窓口へ連絡しましょう。
以下は、薬物だけでなくアルコール、ギャンブル等の各依存症に対応した相談窓口です。
上記の依存症対策全国センターでは、全国各地の相談窓口や治療施設を簡単に検索することができます。
様々な依存症に対応しているだけでなく、外国語にも対応しているので海外出身の方でも安心です。
万が一、依存症になってしまった時は、この相談窓口を利用してください!
回復のためのステップ
それでは、キメセク等で薬物依存症になった場合、どのように回復していくのでしょうか?
薬物依存症回復のためのステップを紹介していきます。
まずは、薬物により弱ってしまった身体を回復させることが必要です。
- 薬物で衰弱した身体を回復させる
- 脳を回復させ幻覚や妄想等をなくす
- 悪い生活習慣を改善し精神を回復させる
- 崩壊した人間関係や信頼を取り戻す
次に幻覚や妄想がなくなるまで、脳を回復させます。
そして、これまで乱れていた生活習慣を改善して、精神的に回復を促すのです。
最後は、薬物依存により崩壊した人間関係を信頼と共に取り戻します。
この回復のステップを始めるには、まず前述した相談窓口を利用しましょう!
AVとの健全な付き合い方

正しい性を楽しむには、AVとの健全な付き合い方を知っておく必要があります。
特にAVと現実は違うという認識を持つことが重要です。
多くの人がAVと実際の性行為が同じだと考えてしまい、大きな過ちを犯してしまいます。
まずはAVやエロ動画などの中の世界と現実とは、かなりのギャップがある事を知りましょう。
そして、AVをエンターテイメントだと理解して楽しむことで、正しい性をお楽しみください。
フィクションと現実の区別
最初にAVはフィクションなので、現実と区別する必要があると知っておきましょう。
AV等の動画の中と現実世界は、沢山の異なる点があります。
- AVと現実世界では、多くの異なる点が存在する
- AVの内容は現実の恋愛や性行為とは違う事が多い
- 視聴者の理想を追求した動画がAVである
まずAVでは、現実の性行為とは違い、視聴者にエロさを感じて貰うことに力を入れているのです。
言い換えると、視聴者の理想とする性の世界を演出している動画がAVとなります。
以上の理由で、AVはフィクションだと理解して、現実と区別することが重要なのです。
エンターテイメントとしての楽しみ方
AVはエンターテインメントとして楽しむ必要があります。
視聴者が想像する「理想的なエロさを演出」して、楽しませるために作られた動画がAVです。
- 視聴者の理想的なエロさを演出した動画がAV
- 現実ではありえないストーリーやオーバーな表現の性行為が多数
- AVの内容を現実に持ち込むと高い確率で失敗する
そのため、現実ではありえないストーリーや、オーバーな表現の性行為が混じっています。
もし、AVの内容を現実の性行為や恋愛に持ち込むと、かなりの確率で失敗することでしょう。
だからこそ、AVはエンターテインメントだと理解して楽しむ必要があります。
キメセクについてのまとめ
この記事では、キメセクの定義から危険性、現実とAVとの違いなどをまとめてきました。
ただ快楽だけを求めてキメセクをやってしまうと、身体的にも精神的にも悪影響を受けることになるでしょう。
一時的に高揚感や快楽はあっても、実際は内蔵への負担や免疫力の低下などのリスクでいっぱいです。
- 血圧や心拍数の急上昇による内臓への負担がある
- 覚醒作用により睡眠が妨げられ心も身体もダメージ大
- 薬物の長期使用で性機能の低下のリスク
- 免疫力の低下で感染症のリスクが上がる
- 薬物依存症になる可能性がアップ等
あと、キメセクをテーマにしたAVを視聴する場合には、その内容を現実に持ち込んではいけません。
例えば、禁止薬物は所持しているだけでも犯罪ですし、同意のない性行為も犯罪です。
現実では、パートナーとの深いコミュニケーションと同意は必須となります。
- 禁止薬物は所持しているだけでも犯罪
- 非同意性交や禁止薬物使用等の違法行為に関与しない!
- 現実では相手とのコミュニケーションが重要
- 互いに理解し同意しあうことで安全で健全な性生活に繋がる
キメセクがテーマのAV作品は、実際に薬物を使いませんし、快楽やエロさを強調して演出しているだけです
AVメーカーは、視聴者への配慮やキメセクを現実に持ち込まないように注意喚起する等で、社会的責任を果たしています。
- 薬物使用の性行為は禁止であると伝える
- 刺激に弱い方への注意喚起
- 視聴者に対して過剰な刺激を与えない工夫
- 薬物使用を想像させないタイトルやパッケージを制作
実際のキメセク系AV作品では、薬物使用を想像させない工夫をしているわけです。
このようにキメセクに限らずAVはフィクションであり、視聴者の理想を追求したエンターテイメントであると理解してお楽しみください。